あるはずの遺言を探す方法
優子さん(仮名)は、お父さんから「遺言を書いといたよ」と聞かされていました。
しかし、いざお父さんが亡くなって家中探してみましたが、どこにも遺言が見当たりません。
几帳面なお父さんだったので、公正証書で作ったとも考えられますが、どうしたら調べられるでしょうか。
こういう時は
公証役場の「遺言検索システム」を利用します。
平成元年(1989年)以降に作成した遺言公正証書については
遺言者の氏名・証書作成年月日・作成役場などが日本公証人連合会本部のシステムで管理されています。
- 遺言者が亡くなったことを証明する除籍謄本
- 手続きする人が相続人であることを証明する書類
- 手続きする人の本人確認書類
などの必要書類を持って最寄りの公証役場へ行けば調べてもらえます。
遺言公正証書が作成されている記録が見つかれば
その役場に行って正本・謄本の交付を受け取ることができます。
あるはずの遺言がどこにも見つからない場合
まず、公証役場の「検索システム」で探してみましょう。
これが公正証書による遺言が安全確実であるといわれている理由の一つです。